1979年夏、子どものための遊び場として、世田谷・羽根木公園の一画に誕生した「プレーパーク」。この羽根木プレーパークは、国内で初めてオープンした常設の冒険遊び場です。
生活工房ギャラリーで今回行われる展覧会は、羽根木プレーパークが開設した1979年前後にスポットをあて、その当時に”プレーバック”をします。世田谷区・経堂の暗きょではじまった「こども天国」、場所を移して再開した「桜丘冒険遊び場」をはじめ、その歴史を写真や映像作品、看板などの資料とともにさかのぼり、「自分の責任で自由に遊ぶ」を標語に掲げ、火をおこし、屋台を建て、水や土で遊ぶ子ども達の遊び場はどのようにして始まり、そして各地に広まったのかを探ります。
住み暮らす地域に、子どもが自由に遊ぶ場所をつくること。この運動はまた、遊び場づくりを介して地域コミュニティをつくることにもなりました。外で遊ぶ場所や機会が減少し、また「孤育て」という言葉も耳にする昨今、1979年の羽根木プレーパークから遊びと自治を考えます。
▼関連プログラム
シンポジウム「世田谷区プレーパーク事業40周年記念シンポジウム|もっと広がれ!外遊び∞」
外遊びが持つ可能性を各方面から確認し、行政の協働と市民ができることを考えます。
日程:2020年1月11日(土)
時間:10:00~12:30
会場:生活工房5FセミナールームAB
定員:90名
申込:不要、当日直接会場へ
※詳細は、NPO法人プレーパークせたがやのホームページをご覧ください。
http://playpark.jp/
イベント「はじめてのプレーパーク・ツアー」
運営に携わるプレーワーカーや世話人が羽根木プレーパークをご案内。
日程:12月20日(金)、21日(土)
時間:11:00~12:30
集合場所:梅ヶ丘駅(現地解散)
定員:各日抽選10名
参加費:500円(保険料込)
申込:ウェブサイトの専用フォームより(希望日と年齢を明記)
締め切り:12月6日(必着)
トーク「4つのプレーパーク誕生秘話―世田谷の市民運動とそれぞれの時代」
遊び場の環境をつくるプレーリーダー・天野秀昭さんが当時を振り返るトークイベント。
日程:2020年1月9日(木)
時間:19:00~21:00
場所:生活工房4FワークショップルームA
定員:40名
講師:天野秀昭(日本初のプレーリーダー)
●2019年12月14日(土)~2020年1月19日(日)
※月曜休み、年末年始は休館(12月29日〜1月3日)
●時間:9:00~21:00
●場所:生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー)
●関連リンク:生活工房 ウェブサイト