2019年春、生活工房で開催された「映像のフィールドワーク展」の第二弾である今回の展示は、ECフィルムの中から、績む 編む 組む 結ぶ 撚る 綯う 織る、という「ひもづくり」にまつわる映像約50点(会期中入替あり)を展示上映し、身近にある植物や獣毛を素材に、衣服から住居まであらゆるものを生み出してきた人間のものづくりの原点を辿る展覧会です。
ECフィルムには、遠い昔の遠い国の人が紡いだ、美しい手仕事の時間が記録されています。本展では、そのタイムカプセルを21世紀に開き、映像を「みて」草や古布など生活の中から素材を採集して「やってみる」、そして自分の「手から考える」ことを実践するワークショップも行われます。映像をフィールドワークすることの愉しさと「みる、やってみる」のアイデアを散りばめた展覧会へ、ぜひ訪れてみてください。
▼関連イベント
「映像をみる、やってみる」①ばける
植物やひもを材料に仮面をつくり、三茶のまちにくりだします。
日程:2023年8月4日(金)
時間:13:00~16:00
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/565/
※定員に達したため締切
「映像をみる、やってみる」②なう よる
手や道具を使って、ひもづくりの原点と進化をたどりながら制作します。
日程:2023年8月5日(土)
時間:10:30~16:30
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/566/
※定員に達したため締切
「映像をみる、やってみる」③たばねる
藁や草、枝を材料に、夏の伝統行事にちなんだ笹舟をつくります。
日程:2023年8月26日(土)
時間:10:30~16:30
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/567/
「映像をみる、やってみる」④あむ
草や人の背丈ほどあるヤシの葉などを材料に、かごを編み出します。
日程:2023年9月16日(土)
時間:10:30~16:30
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/568/
「映像をみる、やってみる」⑤くむ むすぶ
和紙の材料となる楮の芯「かじがら」をつかって小屋を組み立てます。
日程:2023年9月18日(月祝)
時間:10:30~16:30
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/569/
「映像をみる、やってみる」⑥あむ から おる へ
こも編機をつかって、植物や古布などを編み込んだ大きな敷物をつくります。
日程:2023年10月1日(日)
時間:10:30~16:30
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/570/
トークイベント「みる、やってみる、問い続ける―日本の今ここの場所から」
採取した素材からインクを創り出す吉田さんと、森の創生プロジェクトを始めた後藤さんが、
自らの手でやってみることの面白さや可能を考えます。
日程:2023年10月7日(土)
時間:14:00〜16:00
ゲスト:吉田勝信(吉勝制作所)、後藤一磨(「海の見える命の森」プロジェクト)
詳細ページ:https://www.setagaya-ldc.net/program/573/
●日程:2023年7月25日(火)~2023年10月22日(日)
●時間:9:00~21:00
●休館日:月曜(祝日の場合は開館)
●場所:生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3階)
●ウェブサイト:https://www.setagaya-ldc.net/