レポート

緑豊かな『松原』と素敵なお部屋『tento』に行ってきました。

初めて世田谷線を降りて街を見渡した時、緑豊かで、開けた空から降り注ぐ太陽に、ここ好きだなと感じた街「松原」。この街に建つ、太陽の日射しに満たされた共同住宅を見つけました。

 

「松原」駅、降り立ったことがある人は、あまり多くはないかもしれません。初めて見ると、どこか地味にさえ見えるかも。駅前は商店街と呼ばれるほどのお店はなく、個人店がぽつりぽつりとあるだけで、あとは世田谷線の電車の音が心地よく響くのみ。

 

 

街はとにかく緑豊かで、農村集落の空が開けた抜けが気持ちいい。歩道の植栽は気持ちの安らぎと共に、暖かい陽射しを遮る影を作ってくれ、「赤松公園」や「赤松ぼっくり庭園緑地」、「西福寺」などさらに緑が多くなる場所に入ると、息のしやすさに、はっとさせられます。都会の中に居ながら豊かさを感じられるのが、この街の魅力。住宅街の中には、農村のなごりの田畑が今も残っています。

 

 

でも、どうして松原がこんなに緑豊かで穏やかな街並みを保っているのか。
「松原」駅を挟む隣の駅は、世田谷線「山下」駅と交差する小田急線「豪徳寺」と、京王線「下高井戸」駅。このふたつの隣駅には、古くから駅前の商店街に賑わいがありました。だから、松原は日々の暮らしに必要なお店だけで十分。あとは自分たちの田畑と暮らしを豊かにするために、自然と穏やかさが残っていったのだと思います。

 

 

駅前にぽつりぽつりとあるお店は、気になるところがいくつもあります。東側の線路沿いにある中華料理「光竜」は、お昼になるとお客さんが入れ替わり立ち代わり、ひっきりなしに訪れます。夕食が作れない時や、休日のお昼にジャージで行けて、お腹いっぱい食べられるお店が街にひとつあるのはうれしい。

 


 

駅の西側には、女性に人気のカフェ「aminchi」。月によって変わる本日のデザートは見た目のかわいさはもちろん、とにかく、おいしい。 素材の味、食感の変化、素材やソースの温度など、食べ進めるごとにその完成度の高さに驚きます。入り口の古いガラス戸の先に世田谷線が見え、そののんびりした様子につられてしまいます

 


 

「松原」駅からまっすぐ西へ。一際目を引く新築の共同住宅『tento』があります。真っ黒な外装ですが、重すぎない印象を持つのは、建物を囲むように植えられた植栽のおかげ。植栽は元々ここにあったものをそのまま使っているそう。梅やチェッカーベリーが季節をお知らせしてくれます。

設計はユニークなリノベーション物件を多く手がけているblue studiotentoがある世田谷区赤堤は、古くから北沢川を南に臨む農村の集落「松澤村」があった場所で、野菜や稲が育つ「おてんとさま」の恵みに満たされた村だったそう。

 

 

美しいアカシアの無垢床、飾り付けで彩る木の有効ボードと木が多様された内装に、南北に大きく開かれた窓が特徴的。向かいの西福寺の大欅を眺め、おてんとさまの日射しが身体いっぱいに感じられます。穏やかな空気が流れるお部屋です。かつての松澤村のように、うららかな陽射しに満たされた暮らしがここにあります。

 

 

誰もいない電車のホームに立つと、都会の中の非日常のような情景に少し郷愁を感じました。都会の街で、突然ひとりきりになれる場所がそう思わせているのかもしれません。


 

改めて街を歩いてみると、自然体で穏やかに過ごせそうな松原に、やっぱり惹かれました。いつかこの街で暮らすことを想像しながら、世田谷線と並んで帰ります。

(はせがわ)
2018/04/25

 

賃貸の詳しい紹介は、お部屋探しのお手伝いサイト「せたがやクラソン」で公開しています。

共同住宅 『tento』  緑と住まう 101太陽と住まう 201太陽と住まう 202

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