阿久悠作・上村一夫画、幻の漫画作品『人喰い』の発売を記念した、上村一夫原画展『血とエレジー』が松陰神社前の古書店nostos booksで開催されます。展示では、昭和の絵師・上村一夫さんが描き続けた女の強さと哀しさを「血とエレジー」というテーマで展開。代表作から原画未公開作品までが店内全体にずらりと並びます。ドロドロとした女の情念、置かれた環境に流されない逞しさ、強い女の生き様。数々の名作に描かれた情感溢れる世界をぜひ味わってください。また、展示初日は阿久悠作・上村一夫画による幻の漫画作品『人喰い』の単行本発売日。購入者には先着で30名に上村一夫ポスターがプレゼントされます。
そして、スポーツニッポン日曜版に連載されていた上村一夫の挿絵入りコラム「浮世絵」シリーズから厳選した、nostos booksオリジナル活版印刷カード5種が販売されます。絵柄1種+活字組版のテキストの1セットver(5種の絵柄からお選びいただけます)、絵柄5種+活字組版のテキストのフルセットverの2バージョンで展示期間中限定販売。こちらの「浮世絵」シリーズの原画と組版した活字と絵柄の樹脂凸版も合わせて展示されます。
さらに、nostos books店長でありコラージュ作家でもある石井利佳さんが、上村一夫作品を使った新たなコラージュ作品を発表。石井利佳さんは英国ダブの雄エイドリアン・シャーウッドのレコードジャケットや、フルカワミキのCDアルバムジャケット、銀座線リニューアルCMのコラージュ作品などの仕事をされています。
展示に合わせて厳選された古書も店内に並びます。上村一夫さんの作品に触れ、作品世界を深める機会としてみてはいかがでしょうか。
●日時:2018年6月12日(火)〜7月1日(日) 12:00~19:00 ※水曜定休
●場所:nostos books(世田谷区世田谷4-2-12)
●URL:nostos books ホームページ