太平洋戦争の終戦から80年、世田谷区の平和都市宣言から40周年を迎える本年度、生活工房では「子どもの暮らし」と「平和」について考える展覧会が開催中。
監修者の春日明夫氏(芸術学博士、東京造形大学名誉教授)は、日本における造形教育、子どもをめぐるデザイン研究の第一人者であり、造形教育の題材として世界中の玩具や関連資料を収集し、そのコレクションは6,000点を超えます。本展はその中から戦前~戦中~戦後に製作された双六(すごろく)・絵本・雑誌・玩具・文具・生活用品などを展示します。
おばあちゃんやおじいちゃん、お母さんやお父さんが子どもだった時代、そしてあなた自身の子どもの時代。昭和を生きぬいた、かつての子どもたちの可愛らしく楽しい、哀しくも美しい遊びや学びの道具から「戦争と平和」、「令和の子どもたちの未来」について考えてみませんか。
▼関連イベント
1 セミナー「昭和の子どもの暮らしと文化〈デザイン・美術・教育の視座から〉」
子どもたちが日頃から手にする玩具や絵本、絵雑誌やマンガ雑誌などには各時代の流行、社会世相や教育のねらいまでもが色濃く反映されています。特に明治中期から大正期、昭和初期・戦前、戦時下、戦後復興期、高度経済成長期までの約100年間にわたる日本の近代史の中で、子どもの暮らしと文化がどのように育まれてきたのか、その変化や普遍性、そして未来への継承や希望について、本展監修者の春日明夫氏にお話をお聞きします。
日時:11月2日(日) 14:00~15:30
会場:ワークショップルームA
講師:春日明夫(芸術学博士、東京造形大学名誉教授)
対象:どなたでも
参加費:500円
定員:50名(申込先着)
2「すごろくあそびば」
ギャラリーで展示している大正時代~昭和40年代のすごろくの複製をつかって、自由にすごろくあそびができる場を設けます。
日時:11月2日(日)、11月3日(月・祝) 11:00~17:00頃
会場:ワークショップルームB
参加無料、申込不要(当日直接会場へ)、貸出用サイコロあり
3「アートなサイコロをつくって、昭和のすごろくであそぼう!」
立方体の木地に絵の具やカラーペンで色をぬってサイコロをつくります。オブジェにもなるオリジナルサイコロをつくって、あそんでみましょう。
日時:11月3日(月・祝) ①13:00~14:30 ②15:30~17:00
会場:ワークショップルームA
対象:どなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費:500円
定員:各回20名(申込先着)
●日程:2025年08月19日(火)~2025年12月28日(日)
●時間:9:00~21:00
●休館日:月曜(祝日の場合は開館)11月9日(日)は休室
●会場:生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3階)
●ウェブサイト:https://www.setagaya-ldc.net/