画家・牧野伊三夫さんが、自然と共生し、その恵みを受けて命をつなぐ人々の営みを見つめるなかから生まれた作品と活動を紹介する展示「塩と杉」が三軒茶屋・生活工房ギャラリーで開催されます。

展示前半の塩のパートは、海辺の製塩所から生まれた新作絵本『塩男』（あかね書房）を取り上げ、福岡県の糸島半島にある製塩所を取材して描いた同作のスケッチや原画などの関連資料とともに、全長 10m を超える壁画によって作品の世界が展示紹介されます。
展示後半の杉のパートでは、岐阜県の高山市と大分県の日田市で牧野さんが取り組む活動を紹介。「いま、森を見よ！」をスローガンにかかげて行う、「林業体験弁当」の商品開発や家具づくりなどのユニークな活動を紹介します。

本展をきっかけに、いま一度生活の原点に立ち返り、その豊かさについて思いをめぐらせてみてください。

▼プロフィール
牧野 伊三夫（まきの いさお）
画家。1964 年福岡県北九州市生まれ。多摩美術大学卒業後、広告制作会社サン・アドにデザイナーとして入社。1992年退社後、画家として活動を開始、油彩、水彩、コラージュ、壁画、音楽家とのコラボレーションなどの作品を全国各地で発表する。

▼イベント情報
出張販売＆ギャラリートーク『またいちの塩』
「塩男」のモデルとなった、福岡県の糸島半島にある製塩所「工房とったん」の平川秀一さんが来場。
平川さんがつくる「またいちの塩」の販売と、牧野さんとのギャラリートーク（対談）を行います。
出演：平川秀一（工房とったん）、牧野伊三夫
日程：6月10日（土）
販売時間：11:00〜16:00
トーク：16:00〜（約30分予定）

出張販売＆ギャラリートーク『きこりめし弁当』
大分県日田市から、「きこりめし弁当」の製造販売を行う寶屋の店主・佐々木美徳さんと、ヤブクグリ事務局の黒木陽介さんが来場。
「きこりめし弁当」やヤブクグリグッズの販売と、牧野さんとのギャラリートーク（鼎談）を行います。
出演：佐々木美徳（寶屋）、黒木陽介（ヤブクグリ）、牧野伊三夫
日程：6月17日（土）
販売時間：11:00〜16:00
トーク：16:00〜（約30分予定）
※「きこりめし弁当」の販売は完全予約制です（数量限定、申込先着順）。5月25日（木）12時より、生活工房ウェブサイトにて受け付け開始。詳細はウェブサイトにてご確認ください。