幅広いテーマで展示やワークショップなどを行う三軒茶屋の生活工房ギャラリー、次なる展示は7月30日(土)から「日本のポータブル・レコード・プレイヤー展」です。
1960〜80年代にかけてのレコード全盛期に日本人の多くが聴き親しんだのは、まるでおもちゃのような、小さなポータブル・レコード・プレイヤー。開催の案内には「市井の人びとが音楽を楽しむ機器として、作り捨てのように大量生産され、時代とともに使い捨てられてきた、時代の徒花のような製品」とありますが、現代の私たちから見れば、なんという宝の山! 今では考えられないほど自由なデザインや、鍵盤をも融合してしまったり、見たこともないような・想像だにしない「日常の音楽風景を彩ったオモシロかわいい」プレイヤーたちが、約100点ほど展示されるそう。展示予定の機器を見るだけで、リアルタイム世代でなくともワクワクしてしまいます。
持ち主である高円寺・円盤の田口史人氏による解説のほか、会期中に予定されている展示中のプレイヤーを使ったレコード視聴会「出張円盤レコード寄席」や、電子音楽家であるASUNAと田口氏によるライブパフォーマンスなど、特別イベントも見逃せません。
ここ数年は、確かにレコードブーム再来と言われているところもありますが、実際のところ触れたことがないという方もたくさんいるでしょう。ぜひこの機会に、新しい発見をしに足を運んでみてはいかがでしょうか。子どもの夏休みの自由研究にもおすすめの体験です。
関連イベントの詳細やお申し込みは下記・生活工房のプログラム詳細ページをご覧ください。
●日程:7月30日(土)〜8月28日(日)
●時間:9:00〜20:00
●会場:生活工房ギャラリー(東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー3F)
●入場無料(関連イベントは有料)
●HP:http://www.setagaya-ldc.net/program/334/
※展示中のプレイヤーを使用して関連イベントを開催するため、7月31日および8月13・14日は展示数が少なくなります。