三軒茶屋キャロットタワー内の生活工房で、眞田岳彦ディレクション 祝いの衣服 赤をめぐる旅展vol.3『文様を訪ねて』が開催中です。
今回で第3回目となる「赤をめぐる旅展」。これまで「祝いの赤」にまつわる土地を訪ね、第1回(2017年4〜5月)では、根源的な「赤」を求め、紅やベンガラなどの染料や顔料が産出される土地をめぐり、第2回(2017年12〜18年2月)では、「赤」と「白」で祝いのカタチを表現する水引の産地を訪ねました。3回目の今回は「祝いのはじまり」を表象する、縄文、弥生、古墳時代に描かれた文様・図柄を訪ね、衣服という視点から日本人が伝承する「願い」と「祈り」、そして「祝いの心」について考察します。
古くから魔を防ぐ神聖な力や生命をも生み守ると捉われていた「円」を描いた30点以上の衣服作品が会場に展開。また、祭器や装飾古墳が残る各地の研究者による文様文化に関する寄稿文も紹介されます。さらに、江戸時代以降、花、木、鶴、蝶など様々な吉祥模様が登場し、人びとに祝いの象徴として広がった「祝いの文様」と、現代に引き継ぐ「祝いの心」を私たちの生活の中にある品々から紹介されます。
●日時:2018年12月19日(水)~2019年01月20日(日)
●時間:11:00~19:00 月曜休み(祝日はのぞく)※12月29日~1月3日は年末年始休館
●会場:キャロットタワー 生活工房ギャラリー(世田谷区太子堂4-1-1)
●関連URL:生活工房ホームページ