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せたがやンソンの誘惑|VOL.1

スウェーデンに伝わる定番家庭料理のひとつにグラタン料理が挙げられる。その別名を”ヤンソンの誘惑”と呼ぶことと、世田谷由来の食材を使って料理をつくろうという意味からはじまったのが、この『せたがやンソンの誘惑』。記念すべき第1回は『せたがやライド』にて立ち寄った、上祖師谷で養鶏と養豚を営む吉実園の有精卵を含んだ4種類の塩麹料理レシピ。ゲストに塩麹料理の火付け役、おのみささんを迎えて、誰でも簡単につくれる塩麹料理を紹介してもらいました。

編集:加藤 将太 文章:軽部 三重子 写真:古家 佑実

にんじんと豆腐の炒め物

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塩麹は肉や魚を漬けておいても美味しいけど、調味料としても手軽に使えます。塩だけではない旨味があるので、にんじんと豆腐のようなシンプルな材料の炒め物でも美味しいんです。粗挽きソーセージや、細く切ったベーコンなどを加えるのもおすすめです。

<材料 / 2~3人分>
にんじん・・・1本(200g)
木綿豆腐・・・1/2丁
A:塩麹・・・大さじ1 / みりん…大さじ1
油・・・適量

<作り方>

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にんじんは包丁やスライサーなどで千切り、豆腐はキッチンペーパーかふきんで包み、両手で押して水気を切っておく。

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フライパンを熱して油をひき、にんじんを炒め、豆腐を加えてくずし、Aもいれて炒め合わせて出来上がり。

ゆで卵の塩麹漬け ※吉実園の『放し飼い有精卵』を使用

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あきれるほど簡単なのですが、保存性も高く、作っておくとおつまみやお弁当など、色々と活躍してくれます。個人的には1週間くらい漬けたものにオリーブオイルを垂らして食べるのが好きです。

<材料 / 3個分>
卵・・・3個
塩麹・・・大さじ1

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ゆで卵の塩麹漬けに使う卵は、上祖師谷で養鶏と養豚を営む吉実園の『放し飼い有精卵』。吉実園の鶏たちはすべて植木畑に放し飼いされ、十分な運動と質の高いエサで最高の卵を産む。日本でもかなり珍しい有精卵なので、なんと温めれば雛がかえるのだという。鶏の餌には遺伝子組み換えの飼料や抗生物質を一切使っていないため、安心して食べられると口コミレベルで人気が広がり、市販のものよりも高価ながらも、毎朝直売所ではすぐに完売してしまうそうだ。

<作り方>

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卵の底の丸い方を軽く叩いてヒビを入れ(あとで殻が剥きやすくなります)、鍋に入れてひたひたに水を張って中火にかける。沸騰したら火を弱め、6分半(柔らかめ)~7分半(固め)茹で、冷水にあけて殻を剥く。

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ジッパー付き保存袋などに入れて塩麹をまぶし、冷蔵庫で1日~10日ほど漬けおいて出来上がり。フォークで崩してマヨネーズ、オリーブオイルと和えてパンにのせたり、茹でたジャガイモや、ミックスビーンズと混ぜたり、納豆と混ぜてご飯にのせても美味しいです。

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