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松陰PLAT—ここでしか出会えない8つの個性豊かなお店を紹介!

「ぷらっと」寄れる街のプラットホームとして2016年4月にオープンした松陰PLATは、暮らす場所、そして街歩きに訪れる場所として浸透しつつある世田谷線の松陰神社前エリアの新スポットです。今回はPLATでしか出会えないモノゴトに触れられる8つの個性豊かなお店をご紹介。駅から徒歩数秒に、電車の待ち時間などのちょっとした時間を有効に活用しながら立ち寄れる、世田谷ミッドタウンの情報を得られる拠点としても機能しています。

取材・執筆・編集 山田友佳里 / せたがやンソン編集部 撮影:平沼久奈(”hymy” family photo) 

Violetfew by FreEk Show
ヴィンテージの魅力を伝える、ファッションアトリエ

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大きな階段で2Fに上ると一番手前で迎えてくれるのが、Violetfew by FreEk Showだ。ヴィンテージを使ったリメイクや、オーダーメイドの衣装やウェディングドレスなどを製作するアトリエであり、ハンドメイドの服飾雑貨の販売も行っている。布地を花びらの形にカットして一枚一枚を染め上げ、繊細に組み合わされたコサージュやイヤリング、ピアスたちは、どれも手にとって鏡に合わせては、ため息が出てしまうほど可愛らしい仕上がり。一見ファンシーなようで、エッジーさをスパイスに効かせた個性的なデザインや色使いの空間は、これまでのデザイナー時代にベースとなって来たファッションの良き時代を切り取りコラージュしたイメージ。リメイクはヴィンテージクロスの良さを残しながら、今らしさを取り入れ、現代の女の子たちにも気に入ってもらえたらとオーナーのななこさんは話す。そして何よりも根本にあるのは、大衆的にしすぎずに自分の提案するスタイルを「届く人に届ける」こと。時にはご近所に住むヴィンテージと同世代のお客さまたちと対話を重ねながら、日々一つ一つの作品と向き合っている。

アトリエ「Violetfew by FreEk Show」
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜日・その他不定休
ウェブサイト
instagram

 

onando(オナンド)
世界のonandoへようこそ!

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たくさんのモノがまるで誰かの家の納戸のようにごちゃごちゃと並んでいて、ついつい中を覗いてみると、いろんな発見がある場所、それがonando(オナンド)だ。それぞれが旅で訪れていたモンゴルで出会った、それぞれ住んでいる場所も仕事もまったく違った3人が、「いつかは一緒におもしろいことができたら」と抱いていた夢を実現させた。形や色に特徴があって、持ってるだけでワクワク・ウキウキするものを国内外から仕入れ、小さな規模だからこそ置ける、他では見たことのない雑貨が所狭しと並んでいる。それらは初めて見るはずなのに、どれも普段の生活に取り入れやすく、ついつい想像が膨らんでしまうから、来るたびにお財布の紐が緩くなってしまうだろう。6月のオープンからまだ間もないが、小学生の女の子がお小遣いを握りしめてお母さんへの贈り物を買いに来た、という心温まるエピソードも生まれている。地域密着のお店として、子供も大人も楽しめる場所になりそうだ。

国内外の生活雑貨店「onando」
営業時間:12:00〜19:00
不定休
ウェブサイト
instagram

 

fridge setagaya 別館二階
初めて出会うものが溢れる雑『多』屋

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以前「人びと」にもご登場いただいた熊坂卓さん率いる「fridge setagaya」の、アンテナショップ的存在として松陰PLATに誕生した「fridge setagaya別館二階」。隣合う街として上町・世田谷・松陰神社前をつなげたいと考えていた熊坂さんにとって、PLATの存在はまたとない機会だったという。不定期で取り扱う商品やテーマやレイアウトが変わり、いつ訪れても新しい出会いと驚きがあるが、別館ならではの見所のひとつは「APOTHEKE FRGARANCE」のルームフレグランスが全種類ずらりと並ぶ姿。アロマテラピーの資格保持者の顔を持つ熊坂さんともしも居合わすことがあったなら、自分に合うものを尋ねてもいいかもしれない。そのほか古着・アクセサリー・雑貨・食品などが雑多にならび、誰かへの贈り物を選ぶのにもおすすめの場所だ。個性豊かなスタッフたちのファッションにも注目したい。

セレクトショップ「fridge setagaya 別館二階」
営業時間:夏季は平日のみ13:00〜20:00(土日祝は12:00よりオープン)
不定休
ウェブサイト

 

CIDER(サイダー)
ママならではの目線も活かす、革工房

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革製品のアトリエ兼販売を行うCIDER(サイダー)の職人である堤さんは1歳の子どもを持つ母親の顔も持つ。「革製のママバッグを作りたい」という想いが高じて独立してアトリエを構え、自らデザインも手掛けて日々製作に没頭している。当初は想定していなかったと言うが、オーダー時にそれぞれの要望を聞いているうち、自然とセミオーダーも受け付けるようになったのも開かれたアトリエだからこそ。メインで取り扱う豚皮を使用したシンプルさが美しいバッグは、とても軽くてなおかつ擦れなどにも強いため、普段使いに最適。「荷物が多くなる子育て世代も、ぜひおしゃれを楽しんでもらいたい」と堤さんは語る。いずれは子どものファーストリュックも製作予定だそう。毎月第1日曜日の「松陰PLATのみの市」では子どもも体験できる革小物のワークショップを開催中。普段なかなか手に取ることのできない何種類もの工具が触れるとあって大人気の企画だ。

LEATHER CRAFTS「CIDER」
営業時間:10:30〜17:00
定休日:日曜日・月曜日・祝祭日
ウェブサイト

 

タビラコ
それぞれが自由で気楽に利用できるカフェ

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松陰PLATの終点は、2F奥のタビラコ。リノベーション工事中の半年間の休業を挟みつつ創業から6年4ヶ月に突入した。以前の内装から引き継いだ画家・山口一郎さんの壁画は今も店内の随所に飾られている。カフェにしてはゆっくりに感じる13時にオープンするのは、「街の食堂」ではなく、あくまでも「カフェ」という空間づくりに真剣に向き合うため。角部屋ならではの3面の窓を渡る風を感じながら、お客さんそれぞれが自由に自分のペースで利用できる、気楽な場所を目指している。そんな心がほぐれる空間で味わう食事はどれも、一口ごとに心に温かいものがじわりと染み込む。決して広いとは言えないけれども、ギャラリーやライブスペースとしても活用できるよう、随所には工夫が。気持ちをリフレッシュさせたり、新たなアートと出会ったりと、新たな始まりやその先へと繋がりゆく乗り換え地点のような場所なのかもしれない。

カフェとギャラリー「タビラコ」
営業時間:13:00〜20:00(日祝は18:00まで)
定休日:木曜日
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松陰PLATは、毎日の暮らしを豊かに彩るきっかけがあふれています。ここでしか出会えないモノゴトを探しに、ぜひ訪れてみてください。そしてゆっくりとまわったあとは、松陰神社前の街へ繰り出すことをおすすめします。

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この春誕生!暮らしのちいさな起点に出会える場所「松陰PLAT」

松陰PLAT

 

住所 〒154-0017 東京都世田谷区世田谷4-13-20
アクセス 東急世田谷線「松陰神社前」駅下車、徒歩約1分
東急バス 渋21,23,24,52および反11系統で、「松陰神社前」停留所より徒歩5分
(駐車場なし)
TEL 03-6413-5175
営業時間 各店による

 

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