ラ・ヴィ・エクスキーズ
最寄り駅から約1キロにある人気店のお手本ベーカリー

小田急線経堂駅と千歳船橋駅から徒歩15分強。お世辞にもアクセスが便利とはいえない立地なのに、「ラ・ヴィ・エクスキーズ」は連日沢山のお客さんで賑わう。店名はフランス語で「美味しい生活」という意味。地域の人たちの生活の一部に、美味しいという幸せな瞬間を提供したい。そんな願いが込められた店内には、誰にもお気に入りのパンが見つかるようにと、豊富な種類のパンが並んでいる。定番商品は“バケット”と“パン・ド・ミ”。月毎に具材が変わるキッシュやタルティーヌは人気が根強く、“アップルパイ”、“ミートパイ”などは季節限定の展開だ。12月上旬からはシュトーレンも販売される。パンの味は然ることながら、お店の佇まい、レイアウト、木を贅沢に使ったインテリアの雰囲気も良い。来年の9月にはオープン10周年を迎える。最寄り駅からの距離など関係ない、人気店のお手本とも言うべきベーカリー。

ラ・ヴィ・エクスキーズ
住所：世田谷区船橋5-32-7
TEL：03-3304-2771
営業時間：9:00～20:00
定休日：火曜、第1・3水曜

onka
あの「パンとエスプレッソと」の姉妹店

言わずと知れた表参道の大人気店「パンとエスプレッソと」の姉妹店。11月でオープン4周年を迎えた語感の良い店名は「発酵する」というアイヌ語が由来。お店を経堂の住宅街に作ったのは、家庭の食卓にパンが置いてある風景を実感したかったから。毎日足を運ぶ地域のお客さんが多いというが、遠方からのお客さんも絶えず、世田谷の住宅街の一角が賑わう不思議な風景を作っている。不動の人気を誇る“食パン”は、トーストしたときに美味しく食べられるようレシピを工夫。確実に買いたいならば予約はマストだ。味を大人用と子供用に作り分けるチョココロネも看板商品。子どもが大好きな甘い“チョココロネ”には、可愛いスマイルマークが描かれている。4周年記念としてお店のテーマカラーである緑にちなみ、“抹茶とチョコのヴィエノワ”“抹茶あんと黒豆クリームチーズ”なども期間限定販売。今日も経堂の住宅街にはonkaのパンを求めて人が集う。

onka
住所：世田谷区桜1-66-5
TEL：03-6318-7184
営業時間：11:00～18:00
定休日：月曜～木曜　※現在は週末のみの営業
onka ウェブサイト

松風
隠れ家に出会ってしまった

祖師ケ谷大蔵駅から離れた複雑な住宅街。うっかりすると見逃してしまいそうなロケーションに、「松風」はぼつりと佇む。なぜこんな場所にパン屋を作ったのか。凛とした着物姿でお店を一人で切り盛りする田所さんに聞いてみると、「敢えて駅から遠い、しかも分かりづらい場所にお店を作りたかったんです。私の好きなお店は隠れ家だから」と、自分の好みと向き合った自然な答えだと教えてくれた。白いのれんを潜り、使い込まれた什器に並ぶのは、無添加・ほぼ国産素材を使った雰囲気のあるパンたち。最も目を惹くのは、塩漬けした桜の花びらが乗る美しい“あんぱん”。14年前のオープン当初から変わらない“チョコパン”は、塩味の効いたココア生地の中にミルクチョコレートがぎっしり。田所さんが座る什器の向こうに目をやると、黒電話の存在に気づいた。一つのものを長く使い続ける姿勢、それは松風の丁寧なパンづくりを物語っている。

松風
住所：世田谷区砧3-33-6
TEL：03-3416-8888
営業時間：9:30～売り切れまで
定休日：月曜、火曜、木曜、金曜、第3水曜

パン・ド・ラサ
朝7時。目覚めとともにパンの香りを

22年、1代で築き上げた「パン・ド・ラサ」は朝7時から18時までと朝ごはんにもちょっと買っていけるのが嬉しい。時間帯によっても違うが約80種類のパンがあり、偏りが無いよう、またお店のオリジナリティーがあるようにパンが作られている。定番商品にはバゲットやバタールがある。イースト菌は少なめ、水多め。それによって発酵時間が長くなり粉の味がより豊かに出るそう。おすすめは“ベーコンエピ”や“パンビオオリーブ”有機小麦粉の生地を使用し、低温長時間発酵。その他にも店内にはいちじくやリンゴを使った菓子パン、昔ながらのクリームパンやツイストドーナツ、アスパラなどの野菜やウインナーなどを使用した総菜パンが並んでおり、子供からお年寄りまで楽しめるラインナップだ。クリスマスには22年前からずっと販売しているシュトーレンも登場。バターを立ててクリーム状にしてから混ぜるのでさっくりとした触感が特徴だ。予約も随時受付中。

パン・ド・ラサ
住所：世田谷区梅丘1-29-6
電話番号：03-3425-4774
営業時間：7:00～18:00
定休日：月曜、第1・3・5日曜
パン・ド・ラサ ウェブサイト

ulalaka
うららかな光の中で楽しむベーグル

もうすぐ丸4年を迎えるulalaka。亭主一人で営む店舗には数種類のベーグルが並ぶ。元々nice time caféというカフェで、そこでアルバイトをしていた時にベーグルを焼き、定休日にお店で販売していた。カフェの移転が決まった時、どうしてもこの場所を残したいと、ベーグルを販売するカフェとして自ら引き継ぐことに。自己流で研究を重ねたベーグルは外はカリッと、中はもっちりとしており何もはさまなくてもしっかりと甘味があり美味しく食べることが出来る。定番は“ミューズリーとクルミ”様々な穀物とドライフルーツ、クルミがしっかり入っている。また12月いっぱいまで販売の“マロンクリームとクリームチーズ”もおすすめ。普通のベーグルは生地に具材を混ぜ込んであることが多いがulalakaでは包み込んでいる。具材をしっかりと食べている感じを味わってほしいという亭主のこだわりからだ。クリスマスにはカフェメニューでクリスマスケーキが登場する予定。ベーグルはただ今考え中。店頭やFBを要チェック！

ulalaka
住所：世田谷区赤堤4-46-6 香松ビル1F
電話番号：非公開
営業時間：12:00～19:00（ラストオーダー 18:30）
定休日：木曜（不定休　Facebookページにてお知らせ）
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